ドキュメント内の言葉の説明

ここでは、DTFの個別のガイドに入るにあたり、全体としての概念や言葉の定義を説明します。

ジタルツイン

デジタルツイン(DT)は、対象とするリアルのモノ(物件ハード)やコト(モノに関する様々なやり取り)を鏡写しでデジタル化し、それまでのアナログな業務にAIを導入したり、ブロックチェーン技術による業務実行と価値交換などのコンピューティング・パワーを導入するための技術です。

また、リアル世界で業務に向き合いそのタスクを達成するには、その対象となるリアルの事象の把握が必要ですが、把握すべきその事象の定義、即ち、モノコトの焦点とその解像度は、タスクの内容により異なります。デジタルツインの技術には、そのタスク達成に必要なリアルの焦点解像度を設定する機能も同時に含まれます。

仲介業務のバリューチェーン

仲介業務のバリューチェーンとは、募集を開始し問い合わせを獲得する「集客」から始まる上流域から、問い合わせを受けて追客し内見を実施する「選客」の中流域、さらに有望なお客様をクロージング契約する「成客」の下流域までの一連の活動を、各流域での活動の価値の連鎖として捉える考え方のことで、現状と比較しながらコンピューティングを導入することで事業を強化し社会に貢献するために、それぞれの領域を担当する企業の事業戦略の改善策を探るフレームワークです。

メタバース

XR(VR/MR/ARの総称)で遠隔地同士が自由に空間を共有し意思疎通と決定が行えたり、自己の感覚や世界を拡張することで新しい視点や体験を獲得して現実に改善をもたらすフィジカル世界とサイバー世界が重なり合った世界。

Web3.0

XRとAIで構成されるメタバースとブロックチェーンを用いた分散アプリケーションを実現するための次世代Web技術のフレームワーク。身近な業務の実施体系として、Web1.0やWeb2.0と呼ばれる従来のWebサービスを取り込みながら、重層的に形成される次の時代のインターネットの姿。※現在、IEEE P2874 Spatial Web, Architecture and Governance Working Groupとして議論されています。

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