編集方法

撮影計画と撮影、VR編集が終わりましたら、物件メニューのリフォーム「数量計算」より、AIが推定した結果をもとに手動で編集作業を行います。

※パノラマ画像をアップロードしてからAIが自動計算を行うため、数量計算の編集が可能になるまで時間がかかる場合がありますのでご了承ください。

編集に際しては、左下の全画面ボタンを押して全画面化して編集してください。 画面右下のステップ1~6のメニューをクリックし、そのステップに沿った編集を行います。

1. 傾き補正

パノラマ画像が傾いていると床や天井の面積が正しく計算できないため、画像の傾きを補正します。AIが傾きを自動補正していますが、確認の上、手動で傾きを補正します。傾き補正タイプ1、または傾き補正タイプ2のどちらか補正しやすいほうをご利用ください。

傾き補正タイプ1

パノラマ画像の中央で、壁面の角や扉などの垂線を赤色の補助線に合わせます(画面の端で設定すると、傾き補正ができません)。垂線が補助線にぴったり重なるように矢印アイコンで角度を微調整してください。キーボードの「←」「→」キーや、Shiftキーを押しながら左右のマウスドラッグでも直接調整することができます。 部屋の四つ角の垂線をそれぞれ調整し終わったら「設定する」を押して保存してください。

傾き補正タイプ2

パノラマ画像の中央で、壁面の角の垂線を部屋の形状を示す赤色の補助線に合わせます(画面の端で設定すると、傾き補正ができません)。垂線が補助線にぴったり重なるように矢印アイコンで角度を微調整してください。キーボードの「←」「→」キーや、Shiftキーを押しながら左右のマウスドラッグでも直接調整することができます。 部屋の全ての角の垂線をそれぞれ調整し終わったら「設定する」を押して保存してください。

2. 床の編集

床の編集を行います。「自由に編集」機能で、〇をドラッグして床のコーナーをすべて合わせます。

コーナーが足りない部分があれば必要に応じて、床の辺をダブルクリックしてコーナーを追加します。不要なコーナーがあれば、〇をクリックしゴミ箱をクリックして削除します。

見えない壁のコーナー編集

「陰面の編集」機能は、壁面自体が見えない際のコーナー位置合わせのために使用します。

見えない壁のコーナー(赤枠で囲んだコーナー)の位置合わせを行う際は、事前に隣接する壁面(下記の赤線2か所)を位置調整しておきます。

手動補正する場合:位置調整したいコーナーをクリックすると矢印が表示されます。 次に、Shiftキーを押したままにするとコーナーの角度が表示されます。 Shiftキーを押したまま、角度が90°に近づくのを確認しながら矢印をドラッグ移動することで位置を調整します。

家具などで見えないコーナーの編集

「死角の編集」機能は、壁面が見えているが家具などでコーナーが見えない場合の位置調整に使用します。

家具などで死角になっているコーナーの位置合わせを行う際は、まず目測で「パノラマ上の天井から床までの線」と「3Dモデルの白い線」が重なるようコーナー位置を調整します。

手動補正する場合:位置調整したいコーナーをクリックすると矢印が表示されます。 次に、Shiftキーを押したままにするとコーナーの角度が表示されます。 Shiftキーを押したまま、角度が90°に近づくのを確認しながら矢印をドラッグ移動することで位置を調整します。

3. 天井の編集

次に、壁(天井高さ)を編集します。矢印を上下にドラッグ移動して、壁面と天井の境目に天井の線を合わせます。

※このとき、実際の画像と天井の線が合わない場合は、ステップ1の傾き補正がずれている場合がありますので、確認の上、修正してください。

注)天井に梁が 出ている箇所では天井の設定しないでください。

4. 梁の編集

梁がある部屋の場合は、梁を編集します。

天井に、赤色と青色の矢印が表示されます。梁の高さは赤の矢印、梁の奥行は青色の矢印をドラッグして梁の形状に合わせます。

5. ドアや窓の編集

ドアや窓の形状を編集して面積計算の対象外になる範囲を指定します。

形状の変更:AIが自動認識したドアや窓の形状が違う場合は、対象を選択して〇をドラッグして形状を合わせます。

種別の変更:「ドア」「窓」という種別が違う場合、すぐ左下に表示される選択メニューより正しい種別を選択し「OK」をクリックします。

表示のON/OFF:表示をOFFにする場合は、対象を選択して、ゴミ箱マークをクリックして削除します。

新規追加:追加したい場所でダブルクリックして種別を選択し、形状を整えます。スイッチとコンセントについては、この数をもとに、数量を拾っています。

6. 基準寸法設定

VRコンテンツに実寸法を設定します。

各撮影ポイントに対して天井の高さが2,400mmがデフォルトで設定されますので、基準寸法の位置が問題なければ、必要に応じて高さの数値を調整して「設定する」をクリックしてください。

基準寸法の位置を変更したい場合は、「基準を選びなおす」より、「任意の場所」を選択します。実寸法が分かる場所の始点と終点をダブルクリックし、基準寸法の線を設定します。その次に、線の実寸法の数値を「mm」で入力して設定するをクリックします。

「任意の場所」については、ZENKEIマットを使う方法や、任意の場所(扉や窓枠の大きさなど)の実寸法で設定する方法があります。※ZENKEIマットについてはこちら

天井の高さや任意の場所については、図面上の寸法と、実際に測った実寸法が違う場合がありますので、実寸法を入力するようにしてください。

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