採寸・ステージング

※この機能は、プレミアムプラン以外は非対応です。

採寸・ステージング機能をご利用になられる場合、 下記のようにVR内基準寸法を三脚の下に置いて撮影して頂くことを推奨しております。 VR内基準寸法を利用して頂くことで、採寸の精度が向上いたします。

・VR内基準寸法の作成方法

下記pdfファイルをダウンロードし、A3用紙に印刷してください。 A3用紙上にある始点-終点間を定規で計測し、マジック等で太字にて計測結果を記入してから撮影を行ってください。

 採寸機能VR内基準寸法(A3用紙専用).pdf (176KB)    

別の方法として、「任意の場所を測定(扉や窓枠の大きさ、天井の高さ)」して、基準寸法としてご利用いただくこともできます。                   

画面及びメニューの構成

「基準寸法と3Dモデルの設定」の画面は、メニューバー、パノラマ画像エリア、設定ステップバーの3つで構成されています。ここで設定を行うことで、部屋の採寸が出来たり3D家具のステージングが出来たりするようになります。

メニューバー

メニューバーでは、設定したデータの保存や削除などを行います。

パノラマ画像エリア

パノラマエリアでは、床、天井、壁面の位置を設定するために利用します。パノラマ上に表示された床、天井、壁面をダブルクリックすることで位置を設定していきます。

設定ステップバー

設定ステップバーでは、設定状況が表示されます。またステップごとの操作説明の表示も行います。

基準寸法と3Dモデルの設定方法        

設定は、5つのステップから構成されます。

「簡易採寸機能」は、キッチン、天井の梁、家具、下駄箱、エアコン、収納内部、開口部などはモデリングできません。床から天井まで垂直に伸びる壁面のみモデリングが可能です。

下記の例のように、カウンターキッチンのカウンターから上(黒い領域の部分)はモデリング出来ません。モデリングできない領域は「Step5 採寸禁止領域の設定」で採寸の禁止領域として設定することが出来ますが、「簡易採寸設定」は垂直に伸びた壁面に囲まれた部屋のみでの運用を推奨しております。

【Step 1 / VR内基準寸法の設定】

Step1では、パノラマの床面に設置されている物や、壁面にある物の長さを設定することで、VR上での床位置と寸法を特定します。

① 基準寸法が「床に接している」「床に接していない」の選択

基準寸法として設定しようとするものが「床と接している」のか、「床と接していない」のかを選択します。※基準寸法は長さ30cm以上のものを設定してください。

■基準寸法が床と接している

 ※床面に接していて長さが分かっている物体を、基準寸法として設定する場合は、こちらを選択してください。

例1≪推奨≫: 長さの分かる定規やマットを三脚の下に置いて撮影した場合

※上記のように三脚の下にVR内基準寸法用紙を置いて撮影することをお勧めしております。

・VR内基準寸法の作成方法 下記pdfファイルをダウンロードし、A3用紙に印刷してください。 A3用紙上にある始点-終点間を定規で計測し、マジック等で太字にて計測結果を記入してから撮影を行ってください。

 採寸機能VR内基準寸法(A3用紙専用).pdf (176KB)

例2:「窓枠」などの正確な長さを測っておいた場合

■基準寸法が床と接していない

※床面に接していない長さの分かる物体を、基準寸法として設定する場合はこちらを選択してください。

例:床面に接していない窓枠、床面に接していない収納の枠などを測っておいた場合

② 長さの始点・終点の設定

パノラマ上にあるマットや定規、長さの分かる箇所の「始点」と「終点」をダブルクリックして選択します。

③ 始点と終点の微調整

設定した始点・終点はドラッグ移動にて微調整が行えますので、正確に設定してください。

「Ctrl + Z」にて一つ前の状態へ戻すことが可能です。

「リセット」をクリックすると設定した始点・終点をリセットすることができます。

「明るさ調整」ボタンをクリックすると、明るさ調整ダイアログが表示されます。

パノラマ上の始点・終点が見えにくい場合は、明暗を調整して設定してください。

④ 長さの入力

始点・終点の設定が終わると、長さ入力ダイアログが表示されますので 設定した物の長さを正確に入力し、「Step2 >>」をクリックします。

【Step 2 / 傾き補正】

「Step2 / 傾き補正」では、撮影時に傾いてしまった画像を垂直するための作業を行います。壁面の垂直線の始点・終点をダブルクリックし傾きを補正していきます。

① 壁面の垂直線の始点・終点の設定

壁面の垂直線(1m以上の長さの直線)の始点・終点をダブルクリックします。始点・終点を設定すると、画面右下の進捗率を示す進度が上がります。

進捗率が100%に達するまで、垂直線の始 点・終点を何本か設定してください。

薄い黄色になっている部分は、垂直線の始点・終点の設定が効きにくい領域です。可能な限り、黄色以外の領域での設定をして下さい。※出来ないわけではありません。

② 始点・終点の設定

設定した始点・終点はドラッグ移動にて微調整が行えます。

「Ctrl + Z」にて一つ前の状態へ戻すことが可能です。「リセット」をクリックすると設定した始点・終点をリセットすることができます。

進捗率100%で、「Step3>>」ボタンが表示されますので、ボタンをクリックします。

【Step 3 / 壁面の設定】

「Step3 / 壁面の設定」では、床面と壁面の接線の始点・終点をダブルクリックして、パノラマ上の“壁面位置”を設定していきます。

  • 壁面の始点・終点の設定

床面と壁面からなる接線の始点・終点をダブルクリックします。

最終的に部屋を囲むように設定してください。

設定例1

開口部が含まれる壁面は、下記のように開口部を含めて壁面の始点・終点を設定することが出来ますが、開口部は<STEP 5>で「採寸禁止区域」として設定が必要になります。

設定例2

下図の例のように、ドアなどの裏に壁面がある場合の始点・終点の設定は、背面の壁面の設定をします。

設定例3

裏に壁面がないところにある構造物周りの設定は、見える部分のみに始点・終点を設定してください。

メニューより「選択」ボタンをクリックすると、壁面をダブルクリックにて選択することができます。壁面を選択した状態で「削除」ボタンをクリックまたはDeleteキーを押すと選択した壁面を削除できます。

「Ctrl + Z」にて一つ前の状態へ戻すことが可能です。

「リセット」をクリックすると設定した始点・終点をリセットできます。

作業が終了したら「Step4>>」ボタンをクリックします。

【Step 4 / 天井の設定】

「Step4 / 天井の設定」では、壁面と天井の接線をクリックし、“天井の位置”を特定します。

天井と壁面が接する場所を一箇所だけダブルクリックします。

天井の位置を設定したら「Step5>>」ボタンをクリックします。

リセットをクリックすると設定した天井の位置をリセットすることができます。

【Step 5 / 採寸禁止領域の設定】

「Step5 / 採寸禁止領域の設定」では、

「床から天井まで垂直に伸びていない構造物」や「壁面設定できないような複雑な構造物」などは正確な採寸が出来ませんので、“採寸禁止領域の設定を”行います。

採寸を禁止したい領域を囲むようにダブルクリックして設定します。

採寸を禁止したい領域は複数個所設定できます。開口部や複雑な形状の構造物を囲んで設定します。作業が終了したら「設定完了」ボタンをクリックします。

■採寸禁止領域の設定の例 例1:隣の部屋の開口部

例2:エアコン               例3:下駄箱

例4:キッチン

例5:洗面台とお風呂場の開口部

「Ctrl + Z」にて一つ前の状態へ戻すことが可能です。

「リセット」をクリックすると設定した禁止領域をリセットすることができます。

■設定内容の保存

設定完了ステップでは、設定したデータの保存を行います。

保存確認ダイアログかメニューの「保存」ボタンをクリックし設定したデータを保存してください。

■採寸のテスト

「採寸テスト」ボタンをクリックすると設定したデータを元に採寸機能の動作確認を行うことができます。

最終更新